歯周病
歯周病の原因
現在、日本人の成人の多くが歯周病にかかっていると言われています。歯周病は初期症状の自覚がほとんどないため、あまり気にしていない人が多いようですが、実は放っておくと大変怖い病気。症状が進行すると、歯がグラつき、最終的には歯が抜け落ちてしまうことがあるのです。また、全身疾患の原因になることもあります。
歯周病の原因は歯垢です。歯垢の中に棲息している細菌が増殖し、歯周組織を破壊していくのです。その他にも、タバコ・ストレス・糖尿病なども原因とされています。つまり、お口の中の環境だけでなく、さまざまな要因が関与して歯周病が発生し、症状が進行していくのです。
歯周病の進行と症状
歯周病は、細菌感染によって歯周組織が破壊されていく病気です。最悪の場合、歯が抜け落ちてしまいます。その進行と症状を見ていきましょう。
| 進行 | 症状 |
初期段階
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歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)の深さが、2~4mm程度の状態です。歯ぐきに炎症が起こります。 ※正常な深さは2mm程度です。 |
第2段階
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歯周ポケットの深さが、4~6mm程度の状態です。歯と歯の間の歯ぐきが丸みを帯びてふくらみ、ブラッシング時に出血します。 |
第3段階
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歯周ポケットの深さが、6mm以上の状態です。歯に接している歯ぐきが腫れ上がり、退縮します。ブラッシング時に出血したり、膿が出たりします。 |
当院の歯周病治療
治療前の検査に顕微鏡を使用
当院では、治療に際して顕微鏡を使った検査を行っています。患者様のお口の中の汚れをほんの少し採取させていただき、それを顕微鏡で観察して細菌の状態を確認するのです。この検査により、歯周病にかかりやすい状態かどうか、これからどのような状態になっていくかなどがわかります。患者様一人ひとりに合った歯周病治療のご提案につながるのです。
歯周病治療には、歯周内科的処置から外科的治療まで、さまざまな治療方法があります。具体的には、次のような方法があります。



外科的治療
スケーリング
「スケーラー」と呼ばれる専用の器具で歯石や歯垢を取り除く治療方法です。目で見える部分と、歯ぐきの下に隠れて見えない部分の歯石や歯垢を取り除きます。治療後には、「歯と歯の間に隙間ができる」「歯が長くなる」といった感覚を覚える方もいらっしゃいますが、普段のブラッシングでは落とせない歯石が取り除けたことによるものなので、心配はいりません。すぐに元の感覚に戻ります。

エムドゲイン法
失われた歯周組織を再生・回復する治療方法です。症状が進行してしまった歯周病に対して行われます。歯ぐきを切開して歯根についた歯垢を取り除きます。
従来の歯周外科手術では、歯周病の進行を止めることが目的で、失われた歯周組織を再生することはできませんでした。ですが、エムドゲイン法はその課題を解決した画期的な治療方法。歯周外科手術の際に、失われた歯周組織の部分に「エムドゲインゲル」を塗布することで、歯周組織の再生を促します。

GTR
細菌に冒された歯周組織を回復させる治療方法です。歯周病で冒された歯周組織は、歯周病治療を行うだけでは元に戻りません。特に溶かされた骨は治療後にそのままの状態にしておくと、骨が再生する前に歯肉が再生すべきスペースに入り込んでしまうのです。そうなると、正常な骨の量ではなくなってしまいます。
その問題を解決したのがGTR。歯周外科手術の際に「メンブレン」と呼ばれる人工膜を設置することで、骨が再生すべきスペースに歯肉が入り込まないようにし、骨などの歯周組織の正常な再生を促します。







