インプラントの寿命はケア次第?治療後の管理が成功のカギ

みなさん、こんにちは。

ひたちなか市の歯医者【あおば歯科クリニック】です。

 

インプラント治療をして被せ物が入ると、「これでもう大丈夫」と安心してしまいがちです。

しかし、インプラントは“人工歯(被せ物)を入れて終わり”ではなく、“人工歯(被せ物)を入れてからがスタート”です。

長く快適に使い続けるためには、治療後のケアと定期的な通院(メンテナンス)がとても重要になります。

この記事では、インプラント後のケア方法と注意点についてわかりやすく解説します。

 

インプラント後に必要なケアとは?

  • インプラントの寿命はケア次第?治療後の管理が成功のカギ

インプラントは人工歯根であるため、虫歯にはなりませんが、歯ぐきの病気(インプラント周囲炎)にはなります。天然歯よりも感染に弱く、ケアを怠るとインプラントトラブルになってしまうこともあります。

 

・自宅での正しいセルフケア

毎日の丁寧な歯みがき

インプラントの周囲も天然歯と同じように、歯垢(プラーク)がたまりやすい場所です。

歯ぐきの境目に45度くらいに歯ブラシを当てて、細かく動かしましょう。

また、歯と歯の間にも汚れが残りやすいため、歯間ブラシやフロスを使って、歯と歯ぐきの間も清掃しましょう。

 

やわらかめの歯ブラシを使用

インプラント手術後の患部に歯ブラシをしても良いと言われた場合は、まずはやわらかめの歯ブラシを使用しましょう。

ほかの部分に関しては、手術後も歯ブラシをしても大丈夫です。

インプラントは汚れが残ったままになると、歯垢の中にひそんでいる細菌が炎症を引き起こしてインプラント周囲炎になります。

そのため、毎日のセルフケアで、清潔な状態を維持することが大切です。

 

洗口剤の活用

プラークの再付着を防ぐために、殺菌効果のある洗口剤を使うのもおすすめです。

 

喫煙は控える

喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、インプラント周囲炎のリスクを高めます。

また、唾液が減少してお口の中が乾燥しやすくなり、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

インプラントと骨の定着にも悪影響を及ぼすことがあるため、できるだけ禁煙を心がけましょう。

 

インプラントのメンテナンスで行うこと

 

インプラントを健康な状態で維持するためには、数ヶ月ごとの定期検診(メンテナンス)でのチェックと専門的なクリーニングが大切です。ここでは、定期検診で実際に行われる主な内容を詳しくご紹介します。

 

インプラント周囲の歯ぐきの状態チェック

 

歯ぐきの腫れや出血がないか、インプラント周囲の歯周組織が健康であるかを丁寧に確認します。

専用の器具を使って歯周ポケットの深さを測ることで、「インプラント周囲炎」などの炎症リスクを早期に察知できます。

こんな異常があれば要注意

・インプラントの周囲が痛い、違和感がある

・歯ぐきが赤く腫れている

・出血や膿が出ている

 

噛み合わせの確認(咬合バランス)

 

天然歯と異なり、インプラントには歯根膜というクッションになる部分がないため過度な力を分散できません

そのため、噛み合わせ(咬合)が強く当たっていると、インプラント本体や骨に負担がかかってしまいます。

メンテンナンスでは、咬合紙などを使って噛み合わせの力のかかり方を確認し、必要に応じて微調整します。

 

レントゲンによる骨の状態の確認

 

インプラントは骨に埋まっているため、目に見える部分だけでは判断できない骨の状態をきちんと確認することが大切です。

定期的にレントゲンを撮影することで、インプラント周囲の骨に吸収(減少)が起きていないかを確認します。

特に以下のようなリスクがある場合には、より細かい経過観察が必要です。

 

・骨量が少ない部位に埋入している

・インプラントが複数本ある

・歯ぎしり・くいしばりの傾向がある

 

インプラント後のメンテナンスもあおば歯科クリニックへ

  • インプラントの寿命はケア次第?治療後の管理が成功のカギ

インプラント治療の成功は、「手術がうまくいくこと」だけでなく、その後のケアと通院習慣にかかっています。

毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスをしっかり行うことで、インプラントをより良い状態で長く快適に使うことができます。

インプラントを入れた後も、自分の歯と同じように大切にケアしていきましょう。

あおば歯科クリニックでは、インプラントの治療後のメンテナンスにも力を入れて快適にお使いいただけるよう、サポートさせていただきます。