気づかないうちに進行する歯周病!生活習慣が与える影響とは?
「歯ぐきが赤く腫れている。」
「歯磨きをすると出血する」
このような症状がある場合、歯周病が始まっている可能性があります。
歯周病は「お口の中の細菌だけが原因」と思われがちですが、生活習慣も深く関わっています。
そこで今回は、歯周病がなぜ起こるのか、そしてどのような日常の生活習慣がリスクを高めるのかを解説します。
歯周病が進行するのは「細菌+毎日の習慣」が原因
歯周病の発端となるのは、歯に付着したプラーク(細菌が集まってできる汚れ)です。
ただし、同じようにプラークがついていても、歯周病が進みやすい人と、ほとんど問題が起きない人がいます。
その違いを生み出しているのが 毎日の生活習慣と考えられています。
歯周病は、細菌が出す毒素だけでは進行するのでではなく、免疫力の低下や歯ぐきへの負担が増える生活習慣が重なることで、悪化しやすくなります。
歯周病を進行させやすい生活習慣
・磨き残しの多い歯みがき習慣
歯周病を悪化させる大きな要因の1つが、プラークをきちんと取り除けていない歯みがきです。
・歯ぐきとの境目に汚れがたまりがち
・歯と歯の間に汚れが残りやすい
・フロスや歯間ブラシを使わず、ブラシだけで済ませてしまう
このように落としきれない汚れが日々積み重なると、プラークは石灰化して歯石になるため、ブラッシングでは除去できなくなり、歯周病が進行しやすい環境が整ってしまいます。
・口呼吸によるお口の乾燥
近年増えているのが、口呼吸によって口腔内が乾燥する習慣です。
・無意識に口がポカンと開いてしまう
・鼻づまりが多く、鼻呼吸がしにくい
・口周りの筋力が弱く、口が開きやすい
このような状態が続くと、お口の中が乾燥し、唾液の量が減少します。
唾液には「細菌を洗い流す」「酸を中和して守る」という大切な働きがあります。
そのため、唾液が減ると細菌が増えやすく、歯周病が進む環境が整いやすくなります。
口腔内の乾燥は、むし歯だけでなく歯周病のスピードを早める要因となるため注意が必要です。
・ストレスと睡眠不足
ストレスや寝不足も歯周病を進める要因の1つです。
・免疫力が低下し、炎症が起こりやすくなる
・生活リズムが乱れ、口腔ケアが不十分になりやすい
・食いしばりや歯ぎしりが増える
特に食いしばりは、歯ぐきや歯根の周囲組織に強い負担をかけ、すでに炎症がある場合は 歯周組織のダメージを与えて、さらに歯周病を悪化させてしまいます。
実際、ストレスが多い時期に「歯ぐきが腫れやすい」「口臭が強くなる」と感じる方もいるのではないでしょうか。
毎日のセルフケアも不十分になりやすいため、足りない部分は歯科医院の定期検診でサポートが可能です。
お口の環境が気になりましたら、お気軽にご相談ください。
・バランスの悪い食生活
歯周病の原因は甘いものだけではなく、食生活も関係しています。
・やわらかいものばかり食べている
・野菜や食物繊維が不足している
・間食の回数が多い
・噛む回数が少ない
こうした食習慣が続くと、唾液の分泌量が減少し、プラークが付着しやすい環境をつくってしまいます。
しっかり噛まない習慣は唾液の分泌を促しにくく、結果として細菌が増えやすくなるため、歯周病のリスクを高めます。
・喫煙
タバコは歯周病リスクを高める代表的な要因です。
その理由には、次のような影響があります。
・タバコに含まれているニコチンが血管を収縮し、歯ぐきの血流が低下する
・免疫細胞が働きにくくなる
・歯の表面がベトベトしやすく、汚れが歯に付着しやすくなる
・出血が出にくく、症状に気づきにくい
特に「出血しにくい」=気づきにくい ことが大きな問題で、自覚症状がないまま進行し、発見したときにはすでに重度の歯周病になっているケースも少なくありません。
正しいケアと生活習慣で歯周病は予防を
歯周病は細菌だけが引き起こす病気ではなく「磨き残し」「お口の乾燥」「ストレス」「喫煙」「偏った食事」など、日々の何気ない生活習慣が積み重なることで、いつの間にか進行していきます。
しかし、これらの習慣を見直して、正しいケアをすることで、発症の予防も進行の抑制も十分可能です。
・正しいブラッシングとフロスの併用
・口呼吸の改善
・禁煙、または喫煙量の減少
・バランスの取れた食生活
・歯科医院での定期的なクリーニング
これらを意識すれば、歯ぐきの健康は大きく向上します。
「最近歯ぐきが腫れる」「口臭が気になる」そんな症状がある方は、生活習慣の見直しと合わせて、一度歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。
あおばデンタルクリニックでは、歯周病予防にも力を入れておりますので、お気軽にご相談ください。















